2012-01-01から1年間の記事一覧

Letter from Whitechapel ルール私家訳

通称「ホワイトチャペル」。 このゲームには、正規の日本語版と日本語訳ルールが存在します。 日本語版ルールは、以前オンラインで閲覧できたようですが、現在はリンク切れです。(参照 2012年5/26現在リンク切れのURL) 以下に掲載する和文ルールは、英文ル…

竜の死 その信仰

EQ2では、死んだ知的生物は、「Ethernere」という場所にまず行くことになっているようだ。これは種族に関係なく、あるいは「まだ蘇生の余地がある魂が居る場所」のことかもしれないが、Planeや信仰に近い説明がされたこともあるようだ。(参照 EQ2フォーラム…

竜が竜を喰らうとき あるいは竜の偏食

Zlandicar。第一世代の黒竜。ゲーム内現在、冒険者たちがVelious大陸にたどり着いた時、彼は悪評に包まれ、他の竜族たちから離れてDragon Necropolisの深奥にいる。「屍肉喰らい」、若い竜に怪しい思想を吹き込む、竜の失踪の裏にいる、と噂されて。 冒険者…

『狭衣物語』 悪意的(あるいは現代的)あらすじ

現代の視線で読むと、信じられない過去の価値観ってありますね。 よく『源氏物語』を現代人感覚で読むと犯罪的で許しがたい、といいますが、私は『狭衣物語』のほうがすごいと思います。現代人価値観で読むと、主人公(男性)に擁護できる部分はほぼ皆無。当…

Jaled Dar その家族関係

Jaled Darとその血統には、開発者が意図した皮肉な悲劇と、あるいはそれを越える謎が纏わる。なぜHarla DarはVelious大陸にいるのか。夫と共にVeliousを離れなかったのか? 彼らの息子Fraka Darは、いつ生まれたのか? Proof for Phara Darクエストで、Phara…

竜の交配に関するタブーについて

竜にとって最大のタブーは、同族殺し、そして異なる体色(Elemental属性)間の交配である。現代では、竜はどのような条件があっても、竜を殺すことはできないようだ。そのタブーの強さを物語るエピソードは枚挙に暇がない。 あえて番おうとした火竜Nagafenと…

固有名詞の表記変動

この間のJaled Darの名前、つづり間違ってないか? という突っ込み(誰もしないかもしれないけど)に答える。 彼、というかDar一族の名は、時期によりゲーム内で表記のずれがある。「Jaled-Dar」RoK期(Emperor Ganak、faction名)「Jaled Dar」SoV期、DNに…

Jaled Darの世代問題

First brood (of Veeshan)は、文字通りNorrathを発見したVeeshanが産んだ卵、Norrath産Dragonの第一世代であり、Norrath最初の知的生物。 一般にfirst broodと知られるのは、Jaled Darが「Sleeperの封印に関わり、今も生きている」と名指しするYelinak、Zlan…

Norrathの衛星について

かってNorrathに月が何個あるか、という問題がマニアックなプレイヤー間で議論された。存在が明らかな衛星は二つ、通常ゲーム内で見られる月Drinalと、不可視の月Luclin。環のあるLuclinは、PoSkyで見られる他、GMイベントで一時的に地上から見えたことも。…

Zebuxorukのけなげさを語りたい 承前

まず、Zebuxorukについて説明しなければなりません。 神ならざるものZebuxorukは、呼び名のとおり死すべき運命の存在ながら、数千年に渡って歴史に登場し、ほとんど神々のように様々な種族に介入している存在。人間に似た外見をしているが、元種族不明(人類…

かつてこのゲームの公式ノベライズが日本語化出版された

ゲーム小説?「エバークエスト 連合帝国の興亡」(2005年)に関する重箱の隅的突っ込み。(参考 『エバークエスト 連合帝国の興亡』 amazon ってまだ在庫あるんですか……) 最初に全般的な設定についての読者所感。著者は初期(拡張無な頃)のEQについてかな…