Zebuxorukのけなげさを語りたい 承前

 まず、Zebuxorukについて説明しなければなりません。

 神ならざるものZebuxorukは、呼び名のとおり死すべき運命の存在ながら、数千年に渡って歴史に登場し、ほとんど神々のように様々な種族に介入している存在。人間に似た外見をしているが、元種族不明(人類かもしれない)。
 一説によるとDruzzil Roの下で学び、Norrathの未来にある危機を発見してこの知識を広めようとしたものの、神の知識を与える行為として禁止されたために神々と対立し、Plane of Justiceに拘禁されたとか。以来、逃亡や信奉者との交信を延々試みる生活を送る。
 Shissarに力を貸したり(恐らくそのせいで元々の守護神の怒りを買ったShissarは滅亡した)、Iksarに封印から解放してもらう替わりにthe Unholy Writ of Warを渡したり(後にこれがVenril Sathirの手に渡る)という伝説が二千年くらい前。
 EQ1現在では、Plane of Timeの再奥で時間凍結されている。何とか信奉者に情報を伝えたことが(神々級の知識を一気に与えられた信者は正気を失うが)、PoPのクエスト群の端緒となる。この謎を解こうとした冒険者たちは、結果的に神々を殺戮しまくり、Zeb君の封印を解く。
 ついに冒険者たちがZeb君と対面した時、Druzzil Roが出現し、時間を操作してPlane of Time突入をなかったことにしてしまう。しかし、これよってNorrathの時間軸は分裂し、時間操作された時間軸(EQ1)と、されなかった時間軸(EQ2)二つの世界が成立。
 Zeb君はめげずに地上との交信(変な夢を送ったり狂気に陥れたり)を続け(LDoN)、ついに冒険者たちを危機が訪れようとしている場所に導くことに成功する(GoD)。他世界からの侵略者(Mata Muramの軍勢)の到来こそが、彼が延々伝えようとしてきた危機だった。
 冒険者たちはTaelosia大陸に侵略者を呼び出してしまった種族を何とか(虐殺)し、侵略者の本拠世界に行く方法を発見して、Mata Muramを倒す(OoW)。こうしてZeb君のおかげでNorrathの平和は守られた。(彼が何もしなくてもこうなったかもしれないが……)
 しかし、この派手な行動は他の好戦的な世界間侵略者の注意を引く。彼(?)は、Norrathの時間軸にあるほころび(Druzzil Roが時間操作を行った際に発生したもの)に気づく。彼は過去に遡ってNorrathの防御が手薄だった時、同盟者がいる時を探し、その時点に侵攻する。
 結果としてNorrathは滅び、惑星自体が砕けて光を失った太陽の周囲に散らばる。もはや神々もいない虚空に、Zeb君だけが残されている。(時間凍結の結果?)Zeb君はついに自分がしたことがまずかったと理解するが、とっくに遅い。(Seeds of Destruction)